2019年7月7日日曜日

インドネシアの土産市場に見る、”みんなと同じ”のリスク

少し前に訪れた、インドネシアの路上マーケットにて。
40軒以上の露店が並んでいるんだけど、どこの店も木の彫り物とか、アクセサリーとか、同じようなものを売っている。
ジャンルが同じだけでなく、全く同じもの(おそらく同じようなところから仕入れてきたのかと思われる)をもちらほら。

みんなと同じものを売っているのは、なんだか安心できるから?みんなで同じものを売っても、十分な需要があって売れるから?

どうみても供給過剰で繁盛しているようには思えないけど。。。

土産を見る側からしたって、これだけ同じものが並んでれば、

「なーんだ、ここもおんなじか」

って素通りするだけなわけで。

同じものなのだから、競争できるのは値段だけ。
あちこちの店と比べられて買い叩かれるかもしれないし、お客さんは各店に割れ、売上げも芳しくないんじゃなかろうか。

「うちはみんなとは違うものを売ろう!」

って人は いないんだろうか。

こんだけ同じもの売ってる店がならんでる中に、違うジャンルの店があるだけでも、

「おっ!ここなんだろ?入ってみようかな」

ってなるのにな。

こういうのって、日本の労働市場というか、就職活動市場でもおんなじだな、って思った。

  みんなと同じは安心できる。でも実はとてもリスクがある。

自分も(日本的教育を受けたから?)周りと違う事に不安を感じることがないわけではないので、この光景を胸に刻んで、流されそうになったときには、思い出すことにしよう。

<追記>
ベトナムでもサンドイッチ屋さんが3件連続で並んでいたり、
スムージー屋さんが並んでいたりする様子をよく見かける。
どうやら、お隣さんがやってて儲かっているから、うちもやるか!
みたいになって、どんどん、隣へ隣へと拡大していっている様子。。。