2017年6月28日水曜日

最大の違いは市場の評価を受けているか否か

民間企業と、公的団体の一番の違いってだんだろうか。

いろんな形態の業種や組織で働いて、最近、実感を伴ってわかってきたことが1つある。

最大の違いは、

市場の評価を受けているかどうか。

淘汰を受けているか

と言い換えてもいい。


民間企業では、利益を出さなければ、組織維持のための費用、オフィス代、人件費、経理・税務にかかる書類の処理にかかるコスト..etcは支払えない。

利益を出すということは、誰かが、その組織の価値(サービスや、製品)を評価してくれて、お金を支払ってくれているということで、逆に言えば、そのような価値を提供できない組織は生き残れない。
つまり、生き残っている組織というのは、少なからず、その価値を誰かが、お金を支払ってくれるくらいには、認めてくれていることになる。

一方、公的な団体や組織には、その評価や淘汰のシステムが働かない。

価値を生み出しているかどうか、ではなく、政治的、もしくは誰かの恣意によって、予算が付きさえすれば、組織は維持できる。


往々にして、そのような組織は、”公的利益のため”の存続をうたっており、

価値の提供に対する批判の目を上手くかわしている。

利益を追求していたら、公的利益は達成できない、だから自分たちは価値をだしているかどうかで判断されるべき組織ではない、

というロジックだ。

果たしてそうなのか。

公的利益のために存続しており、数々の優遇を受けている組織だからこそ、その価値は厳しく査定されるべきだと思う。

それがない限り、予算を確保して、自分たちのための組織保全に走る、公的団体はなくなることはない。

2017年6月26日月曜日

地方公務員の実態 その3

暇?忙しい?

就活シーズンになると、よく学生からこんな質問うけます。

公務員って実際暇なのか忙しいのかどっち?って。


これは、あたりまえなんですが、

”部署によって違う”

忙しい部署でも

”時期によって違う”

というのが答えです。



例えば、忙しいことで有名な財務、財政系の部署ですが、

年間の合計で考えればほかの部署よりは圧倒的に忙しく、ピーク時には日付が変わるなんてことも普通にあります。

ただ、繁忙期を過ぎると普通に定時に帰れたり、なんてこともあるので、忙しい部署=年がら年中忙しい

というのはちょっと違いますね。

また、逆に、普段は暇だけど、年間の一部分だけ忙しくなったりするのが、選挙関連の部署。


普段は暇で仕事がない、なんてこともあるらしいですが、選挙1、2か月前からは、帰れない、泊まり込み、が普通です。

はやく電子投票にすればいいのにね。


それ以外でも、単純に人員が削減されて忙しいところとか、

同じ部署でも仕事の割り振りがアンバランスで、忙しい人と、暇な人がいたりとか、

まあケースバイケースです。


なので、投資銀行とか、戦略系コンサルみたいな殺人的な激務ではないけど、忙しいときはそこそこ忙しくなる可能性は結構あって、ずっと定時帰りなんことはないと思うよ、

というのが、本日の結論でした。

ではでは。

地方公務員の実態 その2

地方公務員の給与

よく地方公務員の給与は、いろいろな手当がついて、実態よりかなり高い、
なんてこともいわれてますが、実際のところどうなのでしょうか。

結論から言うと、そんな手当は、(少なくとも今は)私が知る限りほとんど存在せず、給与はそんなに高くないです。

ただ、民間と違うなと感じるのは、

- 業績とかに関係なく、ボーナス(4か月程度)が間違いなく支給される
- 仕事できない人でも給与が定額ずつ年次とともに上がり続ける
- 実力による査定が実際はほぼないので、仕事できない人でも給与下がらない、クビにならない

といったところでしょうか。

個人的な肌感覚としては、

仕事できない、高年齢者はトクして、
仕事できる、若手は損をする

という感じです。

年収800万円の居眠りして、ネットサーフィンばっかりしているおじさんがいる一方で、

月給16万円とかの、高卒の若者がバリバリ活躍している(のに給与的には報われない)

なんてことはザラですので。


ただ、一部の仕事できる人を除き、仕事内容に対して給与もらいすぎな人は多いのが実態で、
その結果、平均値としては、割高だと思います。

なので、適正化のためには、

‐まず、仕事してない人を解雇、給与の引き下げを行い、
- その分若くても仕事している人にはそれに見合った対価を支払う

ということが必要で、

結果的には、平均は下がるくらいがいいと思います。


まあ、当分公務員の解雇なんて可能にならないでしょうが。。。。